





ふぇみん2021年9月15日号(3297号)
300円
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目次
1...シネマ・チュプキ・タバタ代表 平塚千穂子さん
[日本で唯一のユニバーサル映画館]
2…性犯罪の「刑事法検討会」報告書が公表される
3…「死なせてあげる」ことがいいことか?
4…東京オリパラ開催の影で 障害者施設でのクラスター
5…連載 海の向こうの女たち⑮ パレスチナ〈前編〉
6…film『ミッドナイト・トラベラー』
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巻頭インタビューは、日本で唯一のユニバーサル映画館、東京・田端にある「シネマ・チュプキ・タバタ」代表の平塚千穂子さん。客席20席ほど小さな映画館だが、目の見る人・見えない人、耳の聞こえない人・聞こえる人、車いすユーザーや泣く子・暴れる子と一緒の親・・・誰もが一緒に楽しめる。すべての始まりは、平塚さんが20代後半に映画に救われた経験だという。平塚さんに、たっぷり聞きました。
中面は、、、
・昨年から始まった「性犯罪に関する刑事法検討会」。検討会には性被害当事者も発言しました。今年5月に「取りまとめ報告書」が出ました!次の舞台は法制審議会。刑法学者の島岡まなさんに、報告書の内容を解説してもらいました。
・今ヨーロッパでは、「積極的安楽死」を求める法律が成立した国が増えました。日本ではコロナ禍では医療資源が足りず「トリアージ」を言う人も。「死なせてあげる」ことがいいことなのでしょうか。『〈反延命〉主義の時代 安楽死・透析中止・トリアージ』(現代書館)編著者の、市野川容孝さんに寄稿してもらいました。
・東京オリンピック・パラリンピック開催強行の陰で、ワクチン接種もままならず、コロナのクラスターが発生し、亡くなる方も出た障害者施設。介護福祉士でライターの白崎朝子さんが報告してくれます。
●映画評は、きたおかみつこさん執筆で、アフガニスタン人映画監督ハッサン・ファジリ「ミッドナイト・トラベラー」。今、米軍が撤退しタリバンが支配を強めるアフガニスタン。これは2015年にタリバンから死刑宣告を受け、難民として家族と逃避行した5600キロをスマホなどで撮影した映画。「難民」になった途端、何が起きるのか、それでもある「煌めく一瞬」はなにかー。
●竹内佐千子さんの4コマ「ゆりばら!」は、「とうとうipadを買うことになったけれど・・・」の巻!